奈川倶楽部通信   四季の奈川倶楽部便り #225 

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< 番外編:かっちゃんさん報告02月18日 > 2011年02月22日 記、2011年03月05日 2011年03月26日 2011年06月10日 追記


全国各地でその時期に見やすい鳥を求め、暇と財政の許す範囲で撮り歩いています。
先日、愚作写真をお見せしたら、意外や意外・・喜んでいただけましたので、気を良くして、最近の比較的珍らしい冬鳥写真を貼らせていただきました。
素人写真ですが、また、時々、投稿させていただきます。   by かっちゃん



1.コミミ
 現在、渡良瀬遊水池で見られ、平日でも50人以上、土曜、休日ともなると優に100人以上のカメラマンを集める、ローザ&モモさんお気に入りで、愛嬌者のコミミズクです。


2.ヒレンジャク
 先日の3連休に雪の山中湖で出会った、宿り木の実を啄ばむヒレンジャク(尾が赤い・・で緋連雀。因みに黄色い場合は黄連雀)です。顔のつくりが歌舞伎の隅取(?)のようで面白いでしょう!


3.ギンムク
 現在、葛西臨海公園で見られるギンムクドリで、芝生でよく見かけるムクドリ仲間で、銀色のムクドリ・・でギンムクどりです。ムクドリは誰も見向きもしませんが、ギンムクは遠征組を含め、連日、50人以上のカメラマンを引き寄せています。


4.ギンムク・ムクドリ
 餌場の縄張り争いで偶然撮れたギンムクドリ(大きく羽を広げた背中)とムクドリの激しいバトル。やはり鳥の世界では、特に食べ物の恨みは恐ろしいのです。



5.ヤンバルクイナ
日本固有種で天然記念物のヤンバルクイナに会いに行ってきました。
沖縄北部(通称やんばる地域)に生息し、日本で唯一の無飛力の鳥類と言われています。
飛べないが、寝る場所は登り易い斜めの木の上。飛べない代わりに走るのは早い。流石頑丈そうな一本足・・これが熟睡の証拠。ペアのクイナ・・体はピッタリで、向きは必ず反対を向いて休む。繁殖期以外にペアで寝るところを見られるのはとても珍しい。また、目を開けているようですが、覚醒はしていない。
以上、現地のガイドさんに教えていただきました。



6.オオマシコ
奈川倶楽部で振られ、山梨県で会ってきたオオマシコ(オス)です。
やはり萩の実が大好物なのです。お雛様の時期に今度は会えるといいな。




7.知床のシマフクロウ
大雨が降る中、車の中に三脚を構え、20時過ぎから25時過ぎまでじっと我慢で出現を待ちました。撮影のチャンスは2度で、1000枚ほど撮りました。(デジタルは良いのですが、後の消し込みがそれは大変です((笑))
これは昨年9月に撮ったものですが、流石に知床の雨の夜は冷えました。寝不足にもなりましたが、初めて出会えた感動は今でも忘れられません。」



8.ハクガン・その1
給餌中に警戒のため、全員が首をもたげ、これが、いつでも飛び立ち可能な態勢です



9.ハクガン・その2
飛び立ち直後の力強い羽ばたきです



9.ハクガン・その3
小さくて見づらいですが、今年日本に飛来した全数(38羽)です


「ハクガンは、北米大陸およびグリーンランド・シベリア北部北極海のウランゲリ島など北極圏で繁殖し、日本へは数少ない冬鳥として主として日本海側に飛来します。今年は初冬に北海道経由で38羽が大潟村にやってきて、更に南下していましたが、今、また、北帰行で同地に全数が集合したため、これを撮影に行ってきました。観察地としては、同地以外に上越市の朝日池が有名です。(遠隔地から鳥キチも集まります。)
大潟村は広大で、彼らの飛距離は一直線に数キロあっという間に移動しますが、我ら(今回、鳥仲間3組)は方向を見定め、車で限られた道路や農道を素早く選択し着地点を見つけるのは一苦労でした。



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