奈川倶楽部通信 四季の奈川倶楽部便り #175
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< 特派員Hさん報告5月19日 > 2008年5月23日 記
東京は「初夏」を感じる青葉の季節ですが、奈川はまだまだ若葉が綺麗な新緑の季節でした。
山菜づくしのご馳走を沢山食べてきましたよ。 by 特派員H
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ツバメオモト(燕万年青)
花が終ると藍色の実をつけます。
名の由来はツバメが飛来する頃に咲くことと、
藍色の実をツバメの頭に見たてた説があり、
葉がオモトに似ていることによると言われています。
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イワカガミ(岩鏡)
光沢のある葉が命名の由来のようです。
下を向いた花先がフリルの様になっているのが可憐です。
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ヤマシャクヤク(山芍薬)
株が昨年よりだいぶ増えました。一株に一つの花を付けます。
秋には清楚な花とは対照的な派手な赤い実をつけます。
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シラネアオイ(白根葵)
日本でしか見られない花だそうです。
初めてこの花に出会ったのは尾瀬の鳩待峠でした。
その姿に興奮して写真に収め、図鑑で名を知りました。
その後、谷川岳や森吉山で出会ったものは全てうす紫色でした。
自生している白花はほとんど無いそうです。
残念ながら今期最後の花は花弁(実は萼)をすこし傷めています。
(種分:キンポウゲ科とシラネアオイ科を行き来しているようです)
奈川倶楽部では、可愛い野草が秋まで次々と咲き、訪れた皆様を癒してくれます。