第一回・お遍路日記 <結の巻>   オーナー和さんによる遍路旅日記 2003年04月10日号〜2003年05月01日号 

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< 第一回遍路旅の終章 > 2003年5月1日 記

八十八番札所大窪寺で結願してから二週間が経ちました。千四百キロを三回に分けての旅でしたが、地図を見ながらよくも歩いたものと感心しております。
今日の奈川は霜柱が立ち氷も張りました。桜の蕾もふくらみちらほら咲き始めました。これからが本格的な春の訪れ、連休明け頃からタラノメ、コシアブラ、ウド等山菜が採れ始めます。てんぷらも良いけれど山菜料理アラカルト御賞味ください。

歩き遍路の魅力に取り付かれた和さん、この秋次ぎの遍路旅を予定しています。八十八の札所と番外寺二十箇所へお参りします。




< 結願、結願皆さんありがとう > 2003年4月15日 記 #2

四月十五日、宿を七時半出発、八十七番札所長尾寺へ。八十八番札所大窪寺へは最後の難所女体山越えが待っている。標高七百メートル差を急登する。女体山の山頂から讃岐平野を一望しながら休憩。急坂を下る事十分、大窪寺へ。
三回に分けての遍路旅でしたが終に結願、いろいろな事を思い出しながら、コウタロウパパと八幡浜へ向かっています。




< 明日で結願だ > 2003年4月15日 記 #1

四月十四日、昨夜はコウタロウパパと高松市内で豪遊?、二杯飯をたいらげ七時出発八十四番札所屋島寺を目指す。海抜ゼロメートルから三百メートル山頂までいっきに登る。昨夜の酒かビールか、汗がどっとふきだす。源平の戦の屋島、ハイキングの人も多い。

八十五番札所、八栗寺への途中十時のおやつ、うどん屋へ入る。中玉かけにトッピングはアジとアナゴのてんぷら、うまかった。
昼食はやきそばと喉の渇きを癒すため生ビールを少々。八十六番札所志度寺にお参りし宿へ、夕食はメバルの煮付け、フグと野菜の茶碗蒸し、お刺身等と純米冷酒、悦の司でした。




< 究極のお接待 > 2003年4月14日 記

四月十三日、六時半出発香川の札所の中では難所、白峯寺、根香寺を目指す。山頂のお寺は何となくすがすがしい。日曜日と言うこともあってお寺は大型バスのお遍路さんでいっぱい、中にはハンドマイクを使って般若心経を唱える団体も。

暑い日差し中、高松市内、一宮寺を目指す。途中喉は乾くは腹は減るは道に迷うはの時、近寄ってきたおばさんから昼食のお接待、冷たいビール、奴、ささかまぼこ等のつまみそして肉うどん。
明日から遍路旅に同行する友人、コウタロウパパと合流。夜の高松の街へ、宴会。




< 春雨のなか遍路旅 > 2003年4月12日 記

四月十二日、春雨の朝乾かない洗濯ものをリュックに詰め七時出発、七十七番札所道隆寺を目指す。この二日宿が道路に近いため夜中車の騒音に悩まされ睡眠不足ぎみ。
今のところ豆に悩まされていないので足は快調。道すがら畑にはソラマメ、キヌサヤの花が咲きムギが穂を出しています。
丸亀市では長いアーケード街を通過、いろいろな店を見ながらの旅、楽しかった。途中うどんを二回食す。

八十番札所国分寺にお参りし宿へ。五時過ぎ食事、メジとイカの刺身、ブリの照り焼き、ワケギのぬた、フキの煮付け等そしてビールと冷や酒二杯でした。




< 食った食った讃岐うどん > 2003年4月11日 記

四月十一日七時前に七十番札所を出発、いっきに次の札所弥谷寺へ、時速六キロ、快調。
雨の少ない香川では池が多いと聞いていましたが、遍路道大小十五の池がありました。

昼は讃岐うどんと決めていました。地元の人に聞くと宮川製麺、そう坪井サッちゃんが教えてくれた宮川でした。店のなかは丼を持った人でいっぱいまず玉二つ注文おろしショウガとネギをたっぶりかけ浸け汁で食べる。さらに玉二つ注文かけ汁、トッピングはレンコンとちくわのてんぶら、うまかった。




< 涅槃の道場花遍路 > 2003年4月10日 記

残雪の奈川高原では蕗のトウがやっと顔を見せ始めました。今朝は木曾福島から香川観音寺への電車旅、木曾福島では梅が満開、南木曾でソメイヨシノが開花でした。
新幹線の沿線は桜が満開、レンゲツツジの花でいっぱいの丘もありました。べた凪の瀬戸内海を行き来するタンカーと釣り船、ひねもすのたりのたりかなです。

散り始めた桜、満開の菜の花、青青とした麦畑のなか七十番札所にお参り。
夕餉はカツオの刺身、ブリの照り焼き、焼きエビ、里芋の煮付け、菜の花の胡麻あえなどでした。




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